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イタリアのワイン用コップ

Vienna Top

フィレンツェ旅行の時に出会った、
キャンティが「旨く呑める」コップ

ヨーロッパ出張に行き始めた頃にベルリンで見かけて、その素朴な安っぽさがとても愛らしいグラスだったので即購入し、以来ずっと自分のオフィスのテーブル横に置いて、どのメーカーの商品なんだろうとか、他にサイズはあるのかなぁとか、ふと思い出す度に考えていた。

本気で調べてみたら何の事はない、イタリアの長く仲の良い営業マンがいるメーカー「Borgonovo(ボルゴノーヴォ)」の商品で、カタログを良く見ると載っているではないか!サイズはその1種類のみ。仕入れを考えたが、この商品の可愛らしさは写真では伝わらないことを想像するのは容易で、木村硝子店のほかの商品に埋もれてしまって、安いけれども販売には繋がらないだろうと考え断念した。

Vienna Glass

数年後、別の出張でフィレンツェへ。そして友人から勧められていた「昔はお肉屋さんだったステーキ屋さん”Sostanza”」に行くことになり、その時はワインどうこうより、ビステッカ・フィオレンティーナをお腹いっぱい食べられる期待感でいっぱいだった。とりあえずキャンティと水とビステッカを注文して待っていると、まずはキャンティも水も同じカラフェに入って、さらにどっちにも同じグラスが運ばれてきた、そのグラスがまさに「ウィーン135」とほぼ同じ形の昔ながらのハンドメイドのコップだった。水はさておき、キャンティが旨くてスルスル呑めるこのグラス知ってる!とても興奮した。

帰国後、その出会いに興奮しつつ「これをワイングラスとして売ろう!」と決心してすぐに発注。日本に商品が届くまでの間、ベルリンで購入したウィーン135を仲の良いワインのインポーターとイタリアンのシェフ、ライターに見せたり、その場で試しながらフィレンツェでの話をすると全員見事に”ヤラレ”てくれた。まもなくグラスが到着すると、”ヤラレ”てくれた人が伝染していき、ただの素朴なグラスがカタログにはまだ載ってないのに順調な滑り出しとなった。

Vienna Hand

何より驚いたのはウィーン135をワイングラスとして売り始めてからメーカーにこのグラスの用途など、特に問い合わせたことが無かったので、あらためて説明を受けてビックリ!フィレンツェあたりからヴェネト周辺エリアでは大昔からワイングラスとして使われている形だということ。このメーカーも40年以上作り続けているベストセラーで、ヴェネト州の方言では、グラスワインのことを「オンブレッタ・デ・ヴィーノ(ombretta de vino)」と呼ぶそうで、このグラスは、まさに「ombretta de vino」のためのグラスだとのこと。その後さらに判ったことは、ヴェニスで仕事を終えた職人や漁師がサン・マルコ広場でまだ太陽が高い時間から飲むには暑かったのでサン・マルコ寺院の隣の塔の日陰(イタリア語で”ombra”)でワインを飲んでいた時に使っていたグラスであるということが判った。

 このイタリア製のウィーン135というグラスを使ってワインを飲むと「美味しい」と言うより「旨い」という表現がピッタリ。ヴィンテージなどの高価なワインを飲むときは繊細で素敵なワイングラスを選ぶのが間違いないが、例えば居酒屋でリーズナブルなワインをわいわい飲むのであれば是非ウィーン135を一度使ってみて欲しい。とにかく余計な知識や”うんちく”がなくてもワインそのものの「旨さ」を楽しんでいただきたい。

文:木村 祐太郎

※本文はアズマコーポレーションさんのカタログ内「きまぐれコラム」にも掲載いただいています。

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